【ワルキューレ3rdライブ レポート】「これでワルキューレが止まってしまうと思うと、悔しくて。」【ワルキューレは裏切らない】

   

マクロスΔワルキューレ3rdライブ「ワルキューレは裏切らない」に、初日、二日目共に参加してきました。

まず最初に、とても個人的な話をしようと思います。

僕の2017年のベストライブを挙げるとすればそれは、ワルキューレ2ndライブ「ワルキューレがとまらない」に他なりません。
心に刺さったライブはこのブログに感想を載せるのが基本スタイルの僕ですが、けれどこの2ndライブのレポートだけは、どうしても書けませんでした。
理由は簡単で、2ndライブがどうしようもなく「ワルキューレ最後のライブ」だったからです。
あのライブの感想を書くのであれば、避けられようがなかった「最後」という言葉。
その言葉を使いたくなかったし、信じたくなくて、結局タイプする手が止まりました。

2ndライブ本編で、ワルキューレの一人も「最後」という言葉は使っていません。
だから誰もが、これが最後だなんて確証は得られなかったはずです。
けれど、あの場にいた誰もが「終わり」を感じていました。
この感覚が正しかったことは3rdライブで証明されたのですが、それについては後ほど触れようと思います。

2ndライブは、控えめに表現しても”バケモノ級”の神ライブでした。
1stライブ「Walkure Attack!」とは比べ物にならないくらいハイ・クオリティで、1stから2ndの間わずか4ヶ月間で、どれだけのものを仕上げてきたんだと、冗談抜きで自分の目を、耳を疑いました。
と同時に、非常にエグいライブでもありました。
「これが最後かもしれないから、最高のものを」。
そんな気持ちで団結したワルキューレが魅せてくれた世界は、あまりにも尊すぎて、そして胸が張り裂けるほど残酷でした。
こんなパフォーマンスができる女の子たちがここで終わりだなんて、あんまりにもほどがありました。

2ndが終わってからのワルキューレのオタクとしての僕は、ハッキリと死んでいました。
そんな中、一筋の希望が見えたのは、2017年の5月末。
『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017』にワルキューレの出演が発表された瞬間です。
それまで、「鈴木みのり&JUNNA from ワルキューレ」としてライブが行われたことはあれど、
5人が再びライブのステージに戻ってくると分かったのが、この時でした。
「いやいや、なんでロッキンなんだよ!」と謎の笑いが止まらなかったのを覚えています。
考えるよりも先に身体が動き、気付いたら茨城県へ。
そしてロッキンでのステージが終わった瞬間に、「マクロスΔ」劇場版の製作発表。
あの場にいたオタクの多くが絶叫し、抱き合って、泣き崩れ、一周回ってまるで地獄でした。こんなにも綺麗な地獄があるのかと、泣きながら思いました。

さらに、その後に川崎ラゾーナで行われた「瞬間完全燃焼!『劇場版マクロスΔ』発表イベント!!」で、3rdライブ開催決定の発表。
ここでも誰もが絶叫し、抱き合って、泣き崩れ、綺麗な地獄の再来でした。

ちなみに、フレイアΔ鈴木みのりちゃんが3rdライブで「皆が抱き合って泣いてくれていて」と語っていたのは、後者のラゾーナ川崎で行われたイベントです。
前者のロッキンでは、ワルキューレがステージからはけた瞬間に公式ホームページで発表され、その瞬間の彼女たちの表情が見られなかったのがちょっぴり残念だったという、今ではいい思い出です。

一度、間違いなく終わりを迎えたマクロスΔ、そしてワルキューレ。
けれど、彼女たちは僕らの元へ戻ってきてくれました。紛れもなく、彼女たち自身の力で。

ーーWelcome to Walküre World!

この音色を聞いた瞬間、泣いて、泣いて、どうしようもなく涙が止まらなくて、そして、3rdライブが開幕しました。

1、恋! ハレイション THE WAR

1stライブの一曲目が、3rdの一曲目を飾ります。
マクロスというコンテンツの強大さを感じさせる一曲目。
作曲の姉田さんがライブのためだけにアレンジを手がけ、カッコよすぎるOPムービーと見事にマッチ。
この感動は言葉じゃ到底伝えられません。
ワルキューレメンバーが機体に乗り込み、出撃していく様をフルCGで表現されており、発進シークエンスで鳥肌もが宙へ飛んでいく。
ムービーに出てくるワルキューレは、マキナΔ西田望見さんによるモーションキャプチャで再現され、
機体へ向かって歩き出し、戦場へと赴く姿の上に、メンバーの紹介文字が光ります。
ちなみにマキナが映し出されたシーンは胸部の度アップで、
「これってつまり、のぞみるのおっぱいだよね!!??」と泣きながらスケベモードに突入してしまいました。

2、ようこそ! ワルキューレ・ワールドへ

お次は2ndライブの一曲目がここで登場。
ワルキューレ、一人一人の顔がしっかり見られる自己紹介ソングで、やっと「またワルキューレに会えたんだ」と実感がわきます。

=MC=

ワルキューレのライブのMCは非常に特徴的で、基本的にキャラクターとしてのMCを貫き続けています。
当たり前だけど作品との向き合い方としてとても大事なことを、ずっと続けているのはやはり好感度が高いです。
そんな中、ちょくちょくMCで漏れてくる小ネタが面白い。
マクロスΔのギャグ要素に関しては、テレビアニメのBD特典についてくるフラッシュアニメ「でるた小劇場」で、いかんなく発揮されており、
劇場版でもボーグを中心に笑える場面があり、「中の人ネタ」で笑いを取る姿も違和感がありません。
鈴木みのりちゃんのシングルに掛けたラーメン「ちゅる」ネタから、
レイナΔ東山奈央ちゃんがおそらくアドリブで「ラーメン大好きフレイアさん」とブッ込んできたのがとても素晴らしかったです。

3、チェンジ!!!!!

もおおおおお!!!!!幻惑されちゃうよおおおおお!!!!!
劇場版マクロスΔ「激情のワルキューレ」のための新曲は、衝撃的なダンスナンバーに。
劇場版で見た瞬間、「これ絶対踊るの無理でしょ」と思ったほどに難解で美しいダンスを、
完全再現しちゃうワルキューレ、どれだけ練習して、どれだけ努力したんだろうと、
二日間ともサイリウムを振るのも忘れて呆然と眺めてしまいました。

4、Absolute 5

ーーひとりでも欠けたら 意味を失ってしまうから つながりを何度も確かめて 信じるだけ

この歌詞の意味が、日を追うごとに強く強く濃くなっていくのを感じます。
TVアニメのワルキューレも、劇場版のワルキューレも、そして三次元のワルキューレも、
この歌詞を強くなぞって成長し続けてきました。
気づけばまた、ガチ泣きさせられた一曲。
ちなみに個人的にこの曲の「ハッハッ(゚Д゚)! ハ~ア! ハッハッ(゚Д゚)!」の部分がとても好きです。

5、風は予告なく吹く

ワルキューレの真髄。こんな曲も歌えるんだ。こんな表現もできるんだと、震える一曲です。
短命のウィンダミア人がいるマクロスΔの世界で、生と死を書くこの曲には、いつも頭をガツンとブン殴られてきました。
この曲をライブで聴くたびに、フレイアΔ鈴木みのりちゃんと美雲ΔJUNNAちゃんの歌声が進化しているのを感じざるを得ません。
死に向き合いながら、けれど歌声はひたすらに強く、生きて響きます。

=MC=

レイナΔ東山奈央ちゃんが「スチャッ!」と指を構えるたびに画面に映し出される「ヴァール発生危険率」の数値。
その隣でマキナΔ西田望見ちゃんも、必ず一緒のポージングを取っているところがとてもエモエモでした。

6、NEO STREAM

僕をワルキューレの曲の世界の最下層まで引きずり込んだ一曲。
イントロ、曲の展開、すべてが極上。
推し補正マシマシですが、マキナパートとか、特に大好き。
アニメでは、おっぱい丸出しミラージュがハヤテに「当ててんのよ」したシーンで使われているのが、またシュールでとても好きです。

7、LOVE! THUNDER GLOW

2ndの「フレイアΔ鈴木みのり×美雲ΔJUNNA」の旗振り演出で神と化した曲が帰ってきました。
美雲さんの歌声は常に圧巻なんですが、この曲は圧巻の100億倍くらい圧巻で、いい加減、横浜アリーナも壊れるんじゃないかと思います(鈴木みのり感)。

8、ジリティック♡BEGINNER

すこ。

9、涙目爆発音

二日目の僕は、前から三列目の座席だったんですけど、ステージからガチで爆発音が響いて心臓が止まりました。
ワルキューレ屈指の人気を誇るこの名曲は、ワルキューレ二枚看板のフレイアΔ鈴木みのり、美雲ΔJUNNAだけじゃないぞと主張するには充分すぎるほど。
こうして見ると、ワルキューレは本当に”戦える曲”が多いなと思います。
さすが、戦術音楽ユニットです。

10、God Bless You

これこそまさに神の曲。
フレイアのバースデー回で、ハヤテとフレイアが雪合戦をして見つめ合うあのシーンが、何回でも蘇ります。
この曲のすごいところは、歌うたびに万感の思いを込めるフレイアΔ鈴木みのりちゃんによって、曲の持つ意味が毎回変わるところです。
2ndでは、テレビアニメのフレイアとしてハヤテを想って、そしてワルキューレのメンバーを想って。
3rdでは、劇場版のフレイアとしてハヤテを想って、さらに二日目では、ファンに向けて歌い上げる。
フレイアΔ鈴木みのりちゃんの歌に込める気持ちがダイレクトに伝わってきて、いつも驚かされます。
ちなみに、この曲を歌っている最中のワルキューレの面々はステージの階段に座っているんですが、
レイナΔ東山奈央ちゃんとマキナΔ西田望見ちゃんが2番以降ずっと恋人繋ぎして座っているのが、もう、はぁ、好きだよ。。つれぇ。。。

=MC=

ここではお姉さんチーム(カナメ、レイナ、マキナ)がMCを担当。

レイナΔ東山奈央ちゃん「もっとヒリヒリいけますか?」

レイナΔDJ東山「もっとヒリヒリいけますかっ!?」

レイナΔDJ東山「イイ感じだ!」

ぼく「この子すごい」

ここのMCの場面では、カナメΔ安野希世乃さんが噛んでしまって二回同じことを言ってしまう場面も。
そこをすかさず「大事なことだから二度言ったんだよね!」とフォローするマキナΔ西田望見さん尊い。
美雲ΔJUNNAちゃん弄りもあり、彼女たちの仲の良さは、もはやアニメの話なのか現実の話なのか、区別をつける必要がないほどシンクロしていきます。
そして、

カナメΔ安野希世乃さん「ワルキューレは昔よりずっといいチームになっている気がします。」

このセリフがどうしようもなく生きていて、また泣いていました。

11、Walküre Attack!

当たり前のように難しい歌を歌うワルキューレ。
しかも、声量がドンドン強くなっているんだからとんでもない。
後半のフレイアΔ鈴木みのりちゃん、美雲ΔJUNNAちゃんの声の伸びはもはや銀河の端から端まで届くレベル。
アタックっていうか、もはや完全に兵器。

12、AXIA〜ダイスキでダイキライ〜

マクロスΔファンには超お馴染みで、超涙腺崩壊曲となったこの曲。
1st→2nd→3rdと、回数を重ねるたびに強くなっていく「メッサーコール」。
カナメΔ安野希世乃さんの歌っている時の表情に、心臓をギュッと掴まれます。
そして、最後に崩れ落ちるところまで、完全にマクロスΔの世界です。
この曲が歌われる限り、メッサーは生き続けるんです。

13、GIRAFFE BLUES

テレビアニメ「マクロスΔ」内で、もっともよく歌われていた曲ではないでしょうか。
この曲は歌う場面ごとで持つ意味を変えますが、AXIAからジラフはその中でも特に鉄板として定着した感があります。
マクロスΔを代表するこの曲で、もう何回目かも分からないですけど、やっぱりガチ泣きしてしまいました。

14、愛・おぼえていますか

言わずともしれた、「超時空要塞マクロス」の名曲。
2ndライブで「終わり」と向き合ったワルキューレのメンバーが泣きじゃくりながら歌ったこの曲が、
今回は歌唱パートなしで、バンドメンバーのみで奏でられます。
ワルキューレはとにかく歌唱レベルが尋常じゃないほどに高いので、それだけ生バンドが映える映える。

15、ワルキューレがとまらない

ワルキューレは今回、この曲で超時空用ステージという、とんでもない兵器「ムービングステージ」を投入してきました。
ステージがせり上がり、それがそのまま客席の方に前進をはじめ頭上を通っていく。

「な ん だ こ れ」

床の透けたステージが頭の上を通過し、演者のスカートの中が合法的に見られるライブって、

「な ん だ そ れ」

そしてここから、声優ユニットとは思えない、ワルキューレによるガチの歌唱の殴り合いが始まります。

16、いけないボーダーライン

ムービングステージ二曲目はワルキューレを知らない人でも知ってるこの代表曲!
パワーが違う、圧が違う、バンドが違う!!!
一言で、「「「強い」」」。
今まで聞いたどんな「いけボ」よりも強かった。
カエルよりジャンプした。そんじょそこらのカエルには負けないくらいジャンプした。

17、一度だけの恋なら

ぼく「本気か、この子たち、本気か」

マクロスΔオープニングもムービングステージで!
もうこの後の流れ分かっちゃったよ。
代表曲連発、しかも全く休みなしで、最大火力を放出し続けるワルキューレ。
フェスか?ここは数曲しか歌わないフェスか?
さすがにこのセットリストは頭が悪いと思う(最大の褒め言葉)。

18、絶対零度θノヴァティック

ですよねーーー!!!
ワルキューレのハモりをとにかく最大に生かしたこの曲。
「Hah〜〜〜〜〜」の振り付けが本当に狂おしいほど好き!!!

え?コメント短い?

しようがないじゃないですか、ここら辺の僕、平昌オリンピックのスキージャンプの人よりもジャンプしてたんですもん。

19、破滅の純情

はい、キターーー!!!
ダイスキ!!!ダイスキ!!!ダイスキ!!!

ムービングステージ最後の曲で、

完 全 優 勝!!!

この曲がテレビアニメのエンディングという事実。
強すぎるでしょ。
この時また、ワルキューレのスパッツを見ることができて、本当に冗談とか抜きで呼吸困難になりました。

=MC=

ワルキューレとコール&レスポンス!
衝撃だった、フレイアΔ鈴木みのりちゃんのマイクを使わない生声大音量コーレス!
この子どうなってるんだマジで、ずっと歌ってたのに。

20、ワルキューレは裏切らない

もはや、記憶、なし(雑)。
ワルキューレの声が果てる前に、僕が果ててました。

21、Dancing in the Moonlight

ワルキューレの新曲で、またもや「ウェルカムソング」。
オープニングナンバーとしてもふさわしいであろうこの曲が、セットリストの最後に配置された意味を、カナメΔ安野希世乃さんが語っていました。
要するに、「終わりじゃない」ということ。ここからまた、「始まる」ということ。
ダンスがすっごく可愛くて、ウェルカムソングがこの位置のエモみも合わさり、演者が見えなくなるほど泣きました。

=アンコールムービー=

空中騎士団のコントムービー。
ワルキューレを好きな空中騎士団って、すっごくいい。
めっちゃ笑えるんだけど、こういう未来があっていいよなって思えて、とても尊い。

En1、星間飛行

シークレットゲスト「ランカ・リー=中島愛」さん登場!
どうしようもなく涙が溢れました。
成長したフレイアΔ鈴木みのりちゃんが、ランカと一緒に、立派に「星間飛行」を歌えるようになっていて。
すごく泣けました。フレイアが、鈴木みのりちゃんが、大好きな「星間飛行」。すごく泣けました。

En2、アナタノオト

まさか生きているうちにこの曲を聴けるなんて思ってもみなかったです。
それにしても、まめぐは本当に大人の女性になりましたね(キモヲタスマイル)。
フレイアの憧れるランカ・リーは幼いランカなのか、それとも・・・。
そういう発想を巡らせると、大きくなったまめぐが歌うのって、とてもマクロスΔに合っているのかもしれません。

En3、不確定性☆COSMIC MOVEMENT

ワルキューレ×ランカ・リーの夢のコラボレーションに選ばれたこの一曲。
なんだろう、めっちゃくちゃ合ってる!
相変わらず「跳べば」が「コッペパン」に聞こえるところがとても好きです。

=ダブルアンコールMC=

ここでやっと、中の人が中の人として登場します。
もうとにかく、全員が全員、疲労困憊。キャラクターを演じていた時は見せなかった「疲れ」の表情が、
ありありと浮かぶ姿が愛おしい。
それもそのはず、ここまで23曲歌っており、見ての通りメンバー一人だけが歌うようなキャラソンみたいなものもない。
さらにMCの回数が多くない上に、キャラクターで貫き通している。
しかも彼女たちはダンスもバッチリこなしていて、ワルキューレのライブは、どんな声優ユニットのライブよりも声優さんに負担がかかるライブをしてるなと思います。
奈央ちゃんの脚は生まれたての小鹿のように震え、のぞみるはおばあさんみたいに腰を曲げて階段を登る中、それでも元気そうなJUNNAちゃんやみのりちゃんの若さが眩しい。

そんなやりきった彼女たち、中の人たちのトークは、二日間共、とにかく僕を泣かせるものでした。

まずは、マキナΔ西田望見さん。
ソーシャルスタイルで言えば「ド」がつくほどのエミアブルな彼女は、
彼女が意識する、しないにかかわらず、ワルキューレを強く精神的に支えているように感じます。
年下のみのりちゃんやJUNNAちゃんからの信頼も非常に厚いのは、彼女の人柄のよさゆえでしょう。

「2ndライブで、マクロスΔは終わりなのかな。そう思っていました。」
「2ndライブで最後だ、そんな気持ちでステージに立っていました。」

ちょっと泣きそうな顔で2ndライブを振り返るのぞみるを見て、
涙がドバドバ溢れて、体内の水分全部消えるんじゃないかと思いました。

そんな彼女が、二日目にとても嬉しいことを言ってくれます。

「ワガママを言うと、またワルキューレとして皆さんの前に戻ってきたいです。」

2ndライブの終わりには絶対言うことができなかった"ワガママ"を、3rdライブでは前を向いて笑顔で伝えてくれるのぞみる。
マクロスΔは、そしてワルキューレは、そんなワガママを言えるくらいに多くの人に愛される物語になりました。
彼女たち自身がそれを叶えてくれました。

レイナΔ東山奈央ちゃんもまた、「心の中では2ndライブで最後だった。ワルキューレ全員が、そう思っていた。」とこぼします。
それでも帰ってくることができたことへの感謝を伝え、そして、メンバーにも感謝の気持ちを話します。
自身のソロライブも重なり、練習に参加できないことも多く、一人だけで練習した日も多くあった彼女。
そんな時、仕事終わりののぞみるが練習に付き合ってくれたそうです。

驚愕の2000年生まれの美雲ΔJUNNAちゃんは、ステージ上でとにかく笑顔が増えました。
圧倒的な歌唱力とは裏腹に、喋りは拙く、そのギャップで多くのファンを魅了する彼女ですが、
美雲の声を小清水亜美さんが担当していることもあり、ライブ本編ではほぼ喋りません。
JUNNAちゃんが「声担当」の小清水亜美さんに大きな敬意を払い、断固として喋らない姿は、3rdライブでも変わりません。
それでもこの時のMCでは積極的に発言し、文章量もかなり多くなっていました。

「泣かないって決めたのに。」

涙目で震える彼女に、「泣け!」(涙目爆発音ネタ)とちょっかいを出すワルキューレ。
そんな中、鈴木みのりちゃんの「(鼻を)かめ!」と言うキレキレのコメントや、
JUNNAちゃんにタオルを渡すきよのんを見て、「"涙"担当の安野さんが・・・」(きよのんミニアルバムネタ)とボケる姿にはしびれました。

「練習で今までは遠慮して言えなかったアドバイスとかも、お互いに言い合うようになりました。」

このコメントからも分かるように、今までは若くて遠慮してしまっていたであろうJUNNAちゃんが、それでもこの時はもう完全にワルキューレのメンバーに信頼を置き、絆が深まっている様子が伝わってきます。
ライブを重ねるごとに歌声に宿るパワーが爆発的に増している彼女ですが、リラックスして伸び伸び歌える環境というのも、きっと大きな影響を与えているはずです。

フレイアΔ鈴木みのりちゃんの放った一言は、衝撃的でした。

「これでワルキューレが止まってしまうと思うと、悔しくて。」

2ndライブ後の心境を、みのりんごはそう語ってくれました。

そして、3rdライブについては、

「ワルキューレは、フレイアの『飛べば飛べる!』という言葉を証明した」

アニメーション、物語の言葉を現実で実現させる。
尊いとか、奇跡とか、すべての言葉が陳腐に感じられるくらいの景色が、目の前には広がっていました。

この時には、のぞみるは完全に涙目で、「化粧落ちる!」と悲鳴をあげます。
それに対して、みのりんごの「大丈夫!もう汗でグチャグチャだから!」というフォローになっていないフォロー。
なおぼうが「そこは『可愛いから大丈夫だよ』って言ってあげて!」と本物のフォロー。
ワルキューレの仲の良さが光りまくっている一面でした。

ちなみに、ロッキンが終わった後の僕のつぶやきがこちら。

いや、普通に泣くでしょ、マジで。。。

そして最後は我らがリーダー、カナメΔ安野希世乃さん。

きよのんがリーダーという謎の安心感、僕はものすごい好きで、
一見リーダーっぽくないけど、でも見れば見るほど、きよのんはリーダーなんですよね。
というよりも、とても一生懸命にリーダーであろうとしている感じがしています。
天然と言われたりもしますし、確かに天然なところが可愛いんですけど、そんな彼女が頑張ってリーダーやってるって、めっちゃいいじゃないですか。
そして何より、泣くJUNNAちゃんにタオルを渡したシーンとか、頑張りすぎているなおぼうの身体を心配する姿とか、すごく優しいリーダーで、彼女みたいな上司が欲しいです。
2ndライブが終わった後は熱が出てしまい、打ち上げに参加できなかったきよのん。
3rdライブの打ち上げには参加できますように!

WEn、ルンがピカッと光ったら

アンコールと言えばこの曲!
もう終わりという名残惜しさも、この曲の楽しさが打ち消してくれます。
それにしても、ファンにコールを求める時のみのりちゃんが鬼教官になるのは、すっかり定着しましたね。
横浜アリーナを壊すくらい!今の100億倍!と無茶振りのハードルを上げ続けるみのりちゃんですが、
今回は彼女もマイクを使わず生声で大絶叫するという、声優にはあるまじき姿を披露していました。
そしてすべてを掻っさらう爆弾発言。

きよのん「次はエッチな声でお願いします!」

きよのんの美しすぎる声で響き渡る「エッチ」という妖艶な3文字。
未だに頭に張り付いて離れません。
あれだけいいライブだったのに、それをすべて持っていきかねない「エッチ」な響き。
本当に勘弁してください。

一年前、同じ横浜アリーナでワルキューレが流した涙は、皆が流した涙は、別れの涙でした。
コンテンツが終わるという絶望に打ちのめされた、悲しみの涙でした。
こんなに素敵なコンテンツが終わってしまう、悔しさの涙でした。

この日、横浜アリーナでワルキューレが流した涙は、皆が流した涙は、喜びの涙でした。
ワルキューレにまた会えた、嬉しさの涙でした。
またこれからもワルキューレは飛び続けるだろうという、希望の涙でした。

2ndライブが終わった時と同じように、今後、4thライブがあるなんて確証はどこにもありません。
けれど一つだけ、一年前と全く違う事実があります。
それは、あの場にいた誰もが、「また次も、ワルキューレの物語が続くことを信じている」ということでしょう。

 

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