オンライン飲み会が楽しいは嘘!?めちゃくちゃ地獄だった件【Web飲み体験レポート】

   

つい先日、コロナの影響でオンライン飲み会を開催しました。

Twitterで目にする限り、全体的には好評なオンライン飲み会なので期待していたのですが、総括は飲み会終わり際の参加者の一言「今までで一番おもんな飲み会だった」に集約されています。
世間の論調に水を差す感じですが、あくまで僕らにとってオンライン飲み会が合わなかっただけなのであしからず。


↑顔を出したくない人は出さなくていいのが利点ではある。

飲み会詳細レポート

【参加者】
13名(男性10名・女性3名)

【参加者属性】
2〜2.5次元寄りのなんらかのオタク

【使用ツール】
たくのむ

飲み会がつまらなくなった大きな要因の一つに、会話のテンポがとても悪くなることがありました。
そこそこのスペックのPCであれば問題なく繋がるものの、スマホからの参加だと声がかなり途切れ途切れになってしまう。
そもそも大前提として、僕らの普段の飲み会は中身度外視のテンポ重視なところがあり、よく描写されるようなオタク同士のじっくりと推しの話をする飲み会をほとんどしないことが「おもんな飲み会」実現に一役買っています。
また、人が同時に喋れないのも致命的です。
使用した「たくのむ」では少なくとも、二人以上の人が話すと声が途切れ途切れになってしまい、会話に会話を被せることができなくなってしまいました。


↑一番跳ねたのが、絵文字を投稿し、うまいことカメラから距離を取って自分の顔に乗せる絵文字芸

そんな中、一人のオタクが取り出したのが「Discord」。
ゲーマー向けチャットとして有名なツールです。
今一番のネックが「音声が途切れてテンポが悪い」という部分ですから、そこが解決できれば改善は見込めるという観点から、音声と映像を別々に繋いでしまおうという作戦です。
お気づきの通り、もはや、飲みツールが飲みツールとして機能していません。


↑飲みツールでは全員がミュートする異常事態。

結果として、「Discord」は音声チャットツールとしては非常に優秀で、同時に喋っても音声が途切れないことが判明。
また、「たくのむ」の映像と音ズレが発生することもなく、顔を見ながらスムーズに会話ができるまでに回復しました。
スマホでも問題なく喋ることができたそうなので、非常に優秀です。


↑酒を飲みながら真剣に対策を講じる一同。

そうこうしているうちに三時間が経過しており、結果的に「今日の飲み会はなんだったんだ」という雰囲気に。
どんなに頑張っても通常の対面飲みのような面白さは出せそうにないため、オンラインはオンラインならではの対策を考える必要がありそうです。
「もうオンラインはやらん!自粛を解除しろ!」と発煙筒を焚きそうなオタクが現れる中、今回の反省点を生かして第二回オンライン飲み会をやる予定ですので、他に何か良い案があればぜひTwitterにてお待ちしています。
ひとまず、これから大勢でのオンライン飲み会を検討している人は、音と映像を別々で繋いでみるのがいいかもしれません。

【おまけ】今考えられるオンライン飲み会への対策。

①司会者を用意する
回す人への負担は半端ないが、センスのある司会者がいるグループはオンライン飲み会と相性がいいと思います。
そもそも通常の仕事ではビデオ会議をする際はこのスタンスがほとんどですし、ひとりひとりに焦点を当てて語ってもらうのが吉。

②少人数開催にする
オメーの席、ねぇから!

③何らかの縛りをつける
「笑ったら負け」みたいにゲーム性を飲み会に付与することで、たぶん新しい世界が開けます。

④そもそも会話をしない
案外、これが一番大事かもしれません。その場にいる雰囲気を楽しむだけでも良し。
そのうち、後ろで変な動きをしたり、画面端で顔芸をし出す奴が出始めたり、箸が転んでもおかしい状況になっていれば無敵です。




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